ぼくは新卒のときに就職をしなかった。
そして、今は会社をリストラされてほぼニートに近い状態だ。
漫画を読むことが、ぼくは結構多い。
面白そうなニートが出てくる漫画を探していたら、「二―子はつらいよ」という漫画を発見した。
ひとことで、この漫画を表すなら「ニートのブラックジョークのギャグ漫画」。
この漫画の二―子は、就職活動をすると、腹痛を起こすくらい就職活動が苦手で、新卒でニートになった。
境遇がぼくと似ているところがあって、感情移入しやすい。
ちょっとぼくの好きなエピソードの紹介をしたい。
ネタバレがあるから要注意。
過去の思い出に浸るニート
昔の写真を家族と見たことがきっかけで、二―子が思い出にひたる話。
誕生日にゲーム機を買ったもらったこと、二―子の妹がリモコンを壊したときに、かばったりしたこと、友達と一緒にゲームで遊んだこと…。
当時のことを思い出しつつ、引っ張り出したゲームで遊ぶ二―子。
時間を忘れて思い出に浸る。
なにもかも輝いていて、こんな日が毎日続けばいいと思っていた日々…。
「じゃあ、今は…?」
と心の声を聞いた途端に、二―子は自己嫌悪に陥る。
この一連の流れが、ぼく自身もわかりすぎる…。
”そうだ、これは夢なんだ…。朝起きたらラジオ体操に行って、スイカを食べて、友達と遊ぶんだ…”
と寝る前に思ったりする。
人は今を生きるべきで”昔はよかった”と思うのは、あんまりよくないことだっていうのはわかっているけれど、昔の思い出で輝いているよねぇ。
妹にプレッシャーを感じるニート
妹がバイトを始めるという話を、二―子が母親から聞かされるところから話が始まる。
母親から妹がバイトの面接に受かったときにちゃんと祝福するように釘を刺されるが、言われているそばから二―子は狼狽した表情を見せる。
その後、二―子は本屋へ。
就職本が目に入り、購入するか悩んでいると、妹と妹の友達と偶然遭遇する。
ニートなのに、妹に本を買ってあげる二―子。
それから、妹たちと服を買いにいく流れになるが、二―子はそこでも見栄を張ってしまう。
以上のように、二―子が妹に対してコンプレックスを感じる話。
ぼくも弟がいて、今年から正社員で働いている。
「兄より優秀な弟はいない」とか言われるけれど、全然そんなことはないからね。
いやあ、しっかり者の弟がいると安心すると同時に、辛いところもあるよねえ…。
大学時代の友達と遊ぶニート
二―子は、大学時代の友達と遊んで近況報告をする。
近況報告が終わったあと、大学時代に遊んでいた場所を友達と、めぐることになる。
しかし、大学時代とニートになっている今では、金銭面などの環境が変わっていてしまっていることに気づく。
ぼくも大学のも大学の同期を一緒に遊ぶときに感じることがある。
働いている友達に気を使われているなぁ…と。
それでも、遊んでくれる友達には申し訳ないと思うと同時に、感謝をしている…。
まとめ
二―子は親に金を出してもらっているから、クズだと思う人もいるかも知れないけれど、なんだかんだ家族とか友達を大切にしている。
逆に気を使いすぎるから、ニートになっているんじゃないかとさえ思う。
いや、ぼくが金さえあれば、結婚して全然養ってもいいと思うレベル。
現実は厳しくてなかなか二―子みたいな優しい女の子はおないかも知れないけれど…