大学時代の友人(以下T)とミニ四駆バーM428に行ってきた。
Tは20年ぶりくらいにミニ四駆に復帰。
ぼくらの世代(30歳前後)だとコロコロコミックで連載していたレッツ&ゴーの影響でミニ四駆をやっていた友達が多かった。
Tもレッツ&ゴーの影響でミニ四駆をやっていたひとり。
ぼくがアドバイスしたTは復帰初日にも関わらず、あと2秒でタイムアタックランキングTOP10入りをできるタイムをたたきだしていた。
末恐ろしい…。
Tはフルカウルミニ四駆の「ビートマグナムプレミアム」を購入して改造していた。
人気があったマグナム、ソニックとかのフルカウルミニ四駆もリメイクされている。
リメイクの大きな変更点はシャーシ。
フルカウルミニ四駆はARシャーシでリメイクされているものが多い。
ここでは復帰したはいいけれど、ARシャーシだと最初にどんなパーツを購入すればいいかわからないと言っていたTに紹介したパーツをまとめる。
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ファーストトライパーツセット
「ビートマグナムプレミアム」とかのキットが「Wii」とかのゲームハードだとすると、「ファーストトライパーツセット」はゲームソフト「マリオ」にあたる。
まず最初に購入すべき一品。
ファーストトライパーツセットのすごいところは、このセットを使えば、基本のローラーセッティングをすることができる点。
フロントに2個、リアに4個っていうセッティングは「たからばこセッティング」とも呼ばれ、コーナーで安定するセッティング。
※「たからばこ」は模型屋の名前。たからばこ発祥なので、たからばこセッティング。
このセットを使っていれば、コーナーが安定しやすい。
2段アルミローラー&17mmプラリングアルミローラー
キット付属とファーストトライパーツセットのローラーはABS樹脂製で低摩擦。
これだと、コースの壁への摩擦が少なく、コースアウトしやすい。
ファーストトライパーツセットは完成度が高いけれど、ローラーはそのままだと速度域が上がった時に対応できなくなってくるので、変更するのをおすすめ。
フロントに2段アルミローラーを1組、リアに17mmプラリングアルミローラーを2組。
この組み合わせは、ちょうどいい摩擦で、レーンチェンジなどでもコースアウトを防げる。
レースで上位に進出する人も使うことがある組み合わせ。
アトミックチューンモーター2
ファーストトライパーツが「マリオ」なら、アトミックチューンモーター2は「ゼルダ」。
キット付属のノーマルモーターは速度も出ないし、パワーもない。
速さを追求するなら、ノーマルモーターはちょっと力不足。
速さを追求するためにまずは、ノーマルモーターよりもスピードがでて、トルクもある、アトミックチューンモーター2がおススメ。
アトミックチューンモーター2でもの足りなくなったら、ハイパーダッシュ3モーター、パワーダッシュモーター、スプリントダッシュモーターに変更していけばいい。
中空ステンレスシャフト
キット付属のシャフトでも問題ははないけれど、シャフトが曲がっていることがある。
曲がっているシャフトを使うと、タイヤがぶれてロスが生じる。
曲がっていないシャフトを選別するために、購入するのをお勧めするパーツ。
ちょっと細かいことかも知れないけれど、曲がっていないシャフトを使うと、ミニ四駆の振動が全然違う。
速いミニ四駆は振動が少ないので、こういう積み重ねは大事。
サイドマスダンパーセット
重りみたいなパーツ。
今のミニ四駆のコースはジャンプするセクションが多い。
ジャンプの後の着地というのは、結構重要なポイントで、体勢が崩れているとコースアウトしてしまう。
マスダンパーは着地後の体勢をキレイにしてくれる。
マスダンパーの設置位置はフロントのみと、サイド(真ん中)のみと、リアのみだったら、サイドのみがバランスが一番いい。
このパーツはサイドに装着できるのも利点。
マスダンパーの効果はニュートンのゆりかご(5個くらい鉄球があって、鉄球同士がぶつかっても、端の鉄球だけ動くやつ)をイメージするといいらしい。
ぼくは物理よくわからないけれど!
ARシャーシブレーキセット
ミニ四駆ってブレーキあるの??ってぼくも復帰したときに思ったけれど、スポンジという原始的なパーツ。
上り坂だけ、スポンジの摩擦でミニ四駆が減速するという仕組み。
平面で減速は一切なし。
ミニ四駆のスピードが出てくると、装着する必要あり。
1mmでも厚さが違うと効果も全然違うので、ミニ四駆奥深さを体感できる…かもしれない。
カーボン強化ギヤ
ARシャーシは駆動効率が良すぎて、クラウンギヤ(キットだとピンク色のギヤ)がすぐに欠けてしまう。
欠けるともちろんロスが生じて遅くなってしまう。
カーボンが配合されていると、クラウンギヤの寿命がかなり長くなる。
ネオチャンプ
電池がなければ、ミニ四駆が動かない!
アルカリ乾電池だと何回も走らせられないので、充電できるニッケル水素電池がおススメ。
ネオチャンプはエネループライトと包装が違うだけなので、とにかく手軽に走らせたいなら、エネループライトを使ってもいい。
まとめ
紹介したパーツを買えば、基本的なセッティングはおさえられてある程度のコースなら、対応できるようになる。
予算は7000円くらい。
もし、もう一度ARシャーシのミニ四駆を一から、組み上げた場合、どんなパーツを組み合わせるか考えた結果以上のパーツになった。
Tもこれでスムーズにミニ四駆に復帰して楽しんでくれることを願うばかり。
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