この壁を乗り越えたら

リストラされたけれど、再就職して年収が少し上がった元ニートのブログ。次の奇跡探しに行こうよ。

【ひげひろ感想】ぼくもJKを拾って一緒に暮らしたい

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独身のサラリーマンなら、寂しさを感じるものだ。

ふとしたときに誰かにいて欲しくなる。

 

そんな心の隙間を埋めてくれる作品が「ひげを剃る。そして女子高生を拾う」。

2021年の春アニメとしても話題になっている。

物語は独身のサラリーマン(吉田)がフラれた帰り道に、道端に座り込んでいる女子高生(沙優)を家に泊めて一緒に暮らし始めるというところから始まる。

 

”それって下手したら逮捕されるだろ!”

っていうツッコミはあるんだけれど、沙優を拾った吉田も優しくて、変態行為もしない。

”吉田と沙優の生活で逮捕されるのは、法律がおかしい”

と思ってしまう。

ぶっちゃけ、結婚するよりも吉田みたいな生活の方がいいんじゃないだろうか。

 

なお、吉田と同居することになる沙優もかなり良い娘だ。

「味噌汁が食べたい」

という吉田の願いを聞いて、味噌汁を作ったり家事も完璧にこなすし、気を使いすぎるくらい周りが見える。

間違いなく傍にいてくれると助かる。

実際に女子高生を自宅に泊めたら、翌朝女子高生がいなくなっていて、財布が盗まれているということもありそうなもんだけれど、沙優はそんなことをする素振りはまったくない。

”なんでこんなに献身的で良い娘が、家出なんかするんだ…?”

と思う通り、そこはやっぱり複雑な事情がある。

その点も「ひげを剃る。そして女子高生を拾う」のストーリーを面白くしている。

 

サラリーマンの端くれのぼくから見ても、吉田は人格者で甲斐性も相当なものだと思う。

リスクを覚悟しながら、健全に一人の女子高生の人生を支えようとするのは、悟りを開いている領域だと思う。

 吉田も沙優と暮らしている間に、一人暮らしでは味わえない安らぎや幸せを感じているのは、沙優に親切にしたのが返ってきているのだと思う。

低年収のサラリーマンのぼくでも、一人暮らしをしていると貯金できるくらいの余裕がある生活ができる。

「手っ取り早く幸せになるのは、ほかの人に手を差し伸べること」

とぼくが働いていた会社の社長が言っていたことをぼくは覚えている。

余裕があるなら、吉田のように困っている人間に手を差し伸べることもいいのかも知れない。

ぼくも吉田のような人の支えになれるような甲斐性が欲しい。

 

現実は人に親切にしても、いいように利用されたり、裏切られたりすることばかりだ。

でも、お互いに誠実に向き合っている吉田と沙優を見ていると

”吉田と沙優みたいな人こそ幸せになって欲しい”

と思わずにいられない。

 

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