週刊少年マガジンで連載中の「彼女、お借りします」。
レンタル彼女をテーマにしている漫画で、累計発行部数は630万部をこえる。
広告
「彼女、お借りします」には桜沢墨(以下墨ちゃん)を主人公にした「彼女、人見知りしますがスピンオフである。
墨ちゃんは極度の人見知りで、レンタル彼女の仕事中もスマートフォンに文字を打ちこんで言いたいことを伝える。
お世辞にもレンタル彼女には向いていない性格だ。
ただ、墨ちゃんには叶えたい夢があって、自分を変えるためにレンタル彼女という仕事をしている。
ひたむきに努力している墨ちゃんを見ていると、応援したくなる。
自分では”いい仕事ができた”と思っていても周りからは評価されなかったりする点は、僕も墨ちゃんと一緒で向いていない仕事をしていると言えるかもしれない。
墨ちゃんに共感できる部分がある。
現実は厳しい。
残念ながら、かなえたい夢に自分の適正がない場合もある。
むしろ自分の適正がない場合の方が多いかも知れない。
「どうしても辛いなら、無理に続ける必要もないと思う」
と千鶴(「彼女、お借りします」のメインヒロイン)が、墨ちゃんに向かっていうシーンがあるんだけど、ぼくはこれは真理だと思う。
自分に向いていないのを自覚していて辛い思いをしながら、続けるのはかなりの覚悟が必要だと思う。
夢を追いかけることを止めて別のことに力を入れたら、芽が開く可能性だってあるかも知れないのに。
考えさせれれるのは、墨ちゃんから見たら完璧にレンタル彼女の仕事をこなしている千鶴でも、夢をかなえるために悪戦苦闘している点だ。
悩みのない人なんていない。
誰でも自分の夢をかなえたいと思っている。
ぼくの周りでうらやましいくらい優秀な人はいるけれど、きっとその人にもぼくには見えないかなえられない夢があり、悩みがあるんだと思う。
夢はかなわないことがほとんどだ。
でも、夢を諦めないことで目指していた夢に近づくことはある。
例えばプロスポーツ選手を目指していた人が結果としてプロスポーツ選手になることはできなかったとしても、コーチとして自分の経験を伝えることはできるかも知れない。
そもそも夢をかなえるために行動しなければ何も始まらないわけで、墨ちゃんのようにひたむきに行動することが大事。
周りの人は結果を見ることが多いけれど、夢をかなえるために行動した過程というのは自分の経験になる。
ひたむきに夢をかなえるために行動していれば、そういったことをしていない人間にはない魅力がある人間にもなることができる。
人によって耐性は違うから、精神的に病んでしまうような無理はしないように注意する必要があるけれど、
”もうちょっと頑張ってみようかな”
と「彼女、人見知りします」を読んで思った。
↓押していただけると励みになります