ゲームセンターの閉店が続いている。
公益財団法人日本生産本部の「レジャー白書」の余暇市場の推移規模は、ピーク時の2007年には6780億円だったのが、2015年は4050億円まで落ち込んでしまっているらしい。
オンラインソーシャルゲームの市場規模が拡大している影響が大きいそうだ。
ぼく自身に当てはめて考えてみても、行ったことがあるゲームセンターの閉店を何件か目の当たりにしているし、オンラインソーシャルゲームで遊んでいる。
スマートフォン一台でゲームがどこでもできてしまう時代。
時間をかけてゲームセンターに行く人も減っているというのは、簡単に想像がつく。
草加市にあるゲームセンター「スクウェアワン草加」も、残念ながら閉店になってしまうという話がぼくの耳にも届いた。
スクウェアワン草加には、ただゲームの筐体があるだけじゃなくて、ミニ四駆のコースもある。
大会も開催されていて、その大会にはかなり実力者も出場していることも知っていて、常々遊びに行きたいと思っていた。
ただ、住んでいる場所や仕事の関係などで、結局一回も行くことができなかったままぼくはスクウェアワン草加の閉店を知ることになってしまった。
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”このまま行かないと後悔しそうだな…”と思って、2月の下旬に最初で最後になってしまうけれど、スクウェアワン草加に行ってきた。
スクウェアワン草加の建物は、歴史を感じさせるたたずまいだった。
500円を支払って3時間、ミニ四駆のコースを借りられるように受付。
料金もかなり良心的なんだよなあ…。
個人的な相場だとコースを借りると、1時間で1000円くらいのイメージが強い。
席の数も多くて、ゆったりとミニ四駆をいじることもできる。充電できるようにタップも各席に用意をされている。
控えめに言ってもかなり走らせやすい環境だったとぼくは思った。
店舗面積の広さがあるので、コースは距離が長かった…。
普段はあんまり距離が長いコースで走らせることが少ないから、いい経験になった。
ストレートも多かったので、ミニ四駆の速度はかなり出る印象。
速度が出た状態で、バンクに突入すると車体が、明らかに斜めになってジャンプしているのが、わかったりとか普段とは違った発見があった。
走らせたミニ四駆のレベルが一段階上がったかなという感覚がある。
何より単純に走らせていて楽しかった。
コースのレイアウトや整備もかなりミニ四駆に精通している人がやっているのが、伝わってきたので、ここで走らせなれなくなるのは残念…。
ぼくはゲームセンターのアンダーグラウンド的な雰囲気が好きだ。
ゲームセンターにいるひとが、黙々と自分の好きなことに取り組んでいる感じが。
そんな雰囲気があるゲームセンター、しかもミニ四駆が走らせられたという点でもスクウェアワン草加の閉店は寂しい気持ちがある。
ただ、ゲームセンターの閉店に関して、ぼくができることはあるのかって言うと何もないわけで…。
せめてブログの記事にしようと思い、キーボートを叩いた次第。
いつまでもゲームセンターとか、自分の好きな場所が残っていると思っちゃいけないんだよなぁ…。
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