ぼくの書く文章はたまにポエムみたいになる。
自分で思うけれど、他の人からも指摘を受けるから間違いないだろう。
できるだけポエムみたいにはならないように気を付けているのだが、今回の記事はポエム的になるかも知れない。
つまり、ぼくは浮かれているのだ。
なにがあったかというと、職場の女性(以下本田さん)から遊びに誘われた。
普通によくあることじゃん、とツッコまれるかも知れないが、ぼくにとってはかなり貴重な体験だ。
ぼくは上司に声をかけてもらって、飲み会に参加することがあり、本田さんはその飲み会にいた。
帰りの方向が同じで、飲みの帰りは二人で一緒に帰ることもあった。
仕事でいえば、ぼくのやっている仕事の事務的な部分をやってくれたりしていた。
社内の女性にちょっかいを出して、「セクハラだ」と言われても厄介だ。
本田さんはただの同僚。
それ以上でもそれ以下でもない。
特に行動も起こさずに時間が経過した。
辞令が出て、ぼくは9/1から転勤。
本田さんとは別の職場になった。
転勤前にあいさつがてら、メッセージをやりとりしてあとはそのまま。
”このまま何もなくていい”と思っていた。
そのまま、2ヵ月くらい経ったときに本田さんからにメッセージが届いた。
なんでも社員登用試験を受けるらしい。
社員登用試験は、ぼくも昨年に受けた試験だ。
ぼくが受けたときに、どんな問題が出たかなどを本田さんに伝えた。
そしたら、その流れで冒頭に書いた通り、本田さんに食事に誘ってもらえたのだ。
当日は昼飯を食って、街をブラブラして、晩飯を食ってというなんの変哲もないことをしただけだった。
話したこともなんの変哲もないことだ。
本田さんのネコのこと、転勤前にぼくが一緒に働いていた人こと…。
ただ、本田さんと話すのは心地良かった。
友人と話すのも楽しいけれど、またそれとは違った感じ。
多分だけれど、ぼくが仕事を適当にやっていたら、本田さんから声をかけてもらえることはなかったと思う。
今まで仕事でよかったことよりも苦労してきたことの方が多いけれど、それも今は経験になっている。
今まで関わった人から学んだこと、本で読んだことが、少し実を結んだのかなと思う。
これから本田さんとどうなるかは当然のことながら、ぼくだけの気持ちでどうこうなる問題でもない。
ただ、ぼくなりにいろいろ考えてひとつだけ言えることは、本田さんと遊んだことはとても楽しかったし、誘われたときは自分でも”浮かれているな”と思うくらい嬉しかった。
これからどうなったとしても、ぼくのなかでかけがけないのない時間だったことは確かだ。
今までやってきたことが、少しだけ報われた気がした。
広告