卓球日本一を決める大会は何か?
世界卓球?
違う
グランドファイナル?
違う!
オリンピック?
違う!!
卓球日本一を決めるの大会は、全日本選手権だ。
下は小学生、上は社会人までカテゴリーに関係なく強い選手が勢ぞろいする。
海外のプロリーグで活躍している日本人選手も、試合をキャンセルして参戦するし、優勝すれば世界卓球の日本代表に内定する正真正銘の卓球日本一を決める大会だ。
トーナメント方式であることから、負けたらそこで終わりというプレッシャーにも耐えないといけない。
1/19に全日本選手権の決勝が放送されて、ぼくも観た。
ニュースでも報道されている通り、2020年の全日本選手権は宇田幸矢が優勝した。
宇田と張本の決勝は、めちゃくちゃ面白い試合だったので、記事として残しておく。
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目次
宇田の筋肉がすごい
宇田が入場してきたときの映像を観て思ったのは”太ももの筋肉がめちゃくちゃついている!”ということ。
一目で”フットワークがいい選手なんだろうな”というのがわかる肉体をしている。
実際プレーも要所要所で回り込み、豪快なフォアドライブを決めていた。
卓球は技術が注目されがちかも知れないけれど、宇田を観ていると筋肉トレーニングの大切さを思い知らされる。
筋肉トレーニングはスポーツで、珍しく努力が大きく依存する部分だと思う。
筋肉トレーニング、俺も頑張らないとなぁ…。
宇田は元気のあるプレースタイルだから、応援したくなる。
宇田と張本の極限のメンタル勝負
決勝を見ていて一番しびれたのは、3-1で迎えた4セット目、10-8で宇田がリード。あと1点で勝負が決まる。しかも、宇田のサービスという場面。
宇田が張本の読みを外すようなサービスを出したにも関わらず、張本が点を獲った。
絶対絶命のところから盛り返して、張本はそのセットを取り返す。
攻撃が強い張本だけれど、試合経験が増えてしのぐ展開も強くなったんだなと感慨深かった。
そんでもって、そこからの宇田のメンタルの強さが底知れない。
普通だとあと1点というところで、セットを落としてしまうと、気落ちしてプレーに精細を欠く選手がほとんど。
でも、宇田は崩れなかった。
6セット目こそ落としたものの、7セット目は迷いなくフォアハンドを振り抜く。
張本が来るコースがわかっていても、対応できないボールを打ち込んでいた。
日本一を決める試合で流れがいったりきたりして、面白い最高の試合だった。
宇田はオリンピック代表じゃないけれど
東京オリンピックに出場するのは張本、丹羽、水谷で決定してしまっている。
張本が16歳でエースになっていることも驚愕だけれど、宇田もまだ18歳。まだまだまだこれからの選手。
2024年のオリンピックには是非出てもらいたい。
2019年のインターハイチャンピョンの戸上も含めて3人もベスト4に10代が入っていることは、明るい話題。
日本代表には水谷、丹羽、森園というサウスポーの実力者が揃っている。
サウスポーの宇田はなかなかチャンスが回ってこなかったのかも知れない。
でも、宇田は自分の力でチャンスをたぐり寄せた。
宇田には頑張って欲しい。
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