2019年もいろんな本を読んだ。
本を読むと、優秀な人の考えや体験に間近で触れることができる。
怪しげな「こうすればYouTubeで稼げる!」というような情報商材に金を使うよりかは、読書はいい金の使い方だと考える。
読書家の人と話して、おススメの本の話を聞いてみるのも面白い。
今年ぼくが読んで「これは良かった!」と感じた本をまとめておく。
目次
- ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃が痛くなる(フミコフミオ著)
- 13歳からの世界征服 (中田考著)
- このまま今の会社にいていいのかと思ったら読む 転職の思考法(北野唯我著)
- サクラクエスト エピソードゼロ 東京の星(横谷昌宏著)
- 嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健著)
- 最後に
ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃が痛くなる(フミコフミオ著)
はてなブログを愛用している人なら、ご存知の人も多いだろう愛され課長こと「フミコフミオ」氏の著書。
失礼を承知で書くとフミオフミオ氏は、一般的なサラリーマンだ。
が、世の中の大勢はぼくも含めて一般的なサラリーマン。
世の中に出ている本の著者は一流の人ばかりで、本に書かれている精神論を読んでも、抽象的だったり実践しずらかったりする。
その点、フミコフミオ氏の著書は身近なサラリーマンそのものの意見だ。
先輩のためになる話を聞いているような感覚になる。
13歳からの世界征服 (中田考著)
その立場から、質問に対して常識にとらわれない回答をしている。
例えば、「なぜ人を殺してはいけないのですか?」
という問いに対しては
「人を殺してはいけない理由なんて、どこにもありません。(中略)。もしも『人を殺すなんてできない』と思うのであれば、『なぜそう思うのか?』を考えてみましょう。何をしてもいいはずなのに、どうしても人を殺せない、できないと思うことがあるのはなぜか?それは明確に意識していなくても、あなたが何かを信じているからです。その信じているものが、あなたの従っている神に他なりません」
という目からうろこが落ちるような回答をしている。
また「自分もモテたいのですが、どうしたらいいですか?」という問いには
「早く結婚すればいいんです。結婚しないからそんなことで悩むんです」
という回答。
”自分は今あるルールが当たり前だと思っていたな。もっと枠組みにとらわれない考えをしていいんだ”
と気付きがあった。
「13歳」とタイトルにあるけれど、大人が読んでも自分の価値観を見直すきっかけになるはず。
このまま今の会社にいていいのかと思ったら読む 転職の思考法(北野唯我著)
2019年のぼくの身に起こった一番のニュースは「リストラされてからの再就職」。
就職活動するにあたって、情報収集はとても重要だ。本から情報を得ることも大事。
この本は「転職エージェントになったら、この本を読むように言われる」
とネット記事で紹介されていた一冊。
再就職の考え方の軸を「現在成長している業界で働こう」と決めることにできた。再就職にあたってよかった。
サクラクエスト エピソードゼロ 東京の星(横谷昌宏著)
P.A.WORKS制作のアニメ「サクラクエスト」。その前日譚。
主人公が短大に進学すると、同時に上京したときのエピソード。
ぼくも大学進学のときに田舎から上京した経験があるので、当時を思い出しながら読んでいた。
当然のことながら、上京をしても自分は変わらない。環境を活かすも殺すも自分次第だということを実感する。
嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健著)
説明不要な名著。
難しいアドラー心理学を、対話形式で説明してくれている。
人生最大の嘘は「今ここを生きないこと」。
行動するのは勇気がいるけれど、その勇気を与えてくれる一冊。
最後に
2019年は2018年に比べて、本を読む量が減ってしまった。
でも、幸いなことに印象に残る本を見つけることができた。
2020年は今まであまり読まないジャンルの本も読んでみるつもり。