ニコニコ動画の衰退が叫ばれている。
ニコニコ動画の運営元のドワンゴの経営不振が響き、親会社のカドカワも2019年3月期の最終損益が43億円の赤字になったとのこと。。
約10年前、ぼくはニコニコ動画を毎日のように見ていた。
特に格ゲーの動画を観るのは好きだった。
ニコ生主の反応を見ながら、ストリートファイター4とか格ゲーの対戦を見るのは楽しかった。
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よく見ていたのは「ヌキ&こくじん」「ぬっきー」「フェンリル」とか。
ぬっきーは、自称大阪西成区に住んでいるイケメンだった。
ストリートファイター4の実力は中級者くらいだけれども、有名な格ゲーマーとつながりがあったり、上級者を倒したりと見ていて面白かった。
コメントも罵詈雑言気味になっているんだけれども、ぬっきーもそれを楽しんでいる節があった。
そんなぬっきーのことを、久しぶりに検索していみたら、引退してしまっているとのこと。
引退するときの動画が残っていたから、見てみたら、「麺を鼻から食べる」というニコニコぽい内容だった。
最近はYouTubeばかり見ていたから、久しぶりにニコニコ動画を見ると”懐かしい”という気持ちになった。
今のYouTubeの動画は編集がかなり洗練されている。
当時は違和感を感じなかったニコニコ動画も今見てみると”粗いなぁ”と思ってしまう。ただ、それが悪いことではないとも思う。
ニコ生主はショッカーみたいなマスクをかぶって自分の素顔を隠している人が、ほとんどだった。
個人的には被り物をしていても、抵抗がない。
むしろクスッと笑ってしまう。
アンダーグランド的な面白さがある。
YouTubeだとヒカキンが顔出しをしている。
ヒカキンだけじゃなく、はじめしゃちょー、ヒカルとか有名なYouTuberも顔出しをしている。
街を歩いていると、無断で写真とか撮影されることもあるんだろうなぁ。
「写真を撮ってもらえるうちが華だ」と言っていた心の広い有名人もいるけれど、YouTuberはTVに出ている人より無断で写真で撮影される抵抗があるかも知れない。
でも、動画によってはTV並みの編集をしている動画もある。
ニコニコ動画はプレミア会員にならないと、快適な環境で視聴することができない。
最後に観た段階では、TV並みに編集している動画はほとんどなかった。
YouTubeにニコニコ動画から動画を見ていた人が流れていってしまっても仕方ないだろう。
今回をニコニコ動画を引退することすることを表明した「ぬっきー」も、YouTubeに動画を投稿するなどはしていた様子。
ただ、ニコニコ動画で活動していたときのような勢いはなかったかも知れない。
それでも登録者2000人を超えていたのは流石だけれども。
ニコニコ動画で人気があったからと言って、YouTubeで人気がでるとは限らない。
10年近くニコニコ動画で活動していたぬっきーの引退には、時代の流れを感じる寂しさがあった。
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