自己啓発本を何冊か読んで気づいたことがある。
「モノによってはアニメの方が、仕事に役立つんじゃないか」と。
去年放送していたアニメ「サクラクエスト」とかまさにそう。
「サクラクエスト」はP.A.WORKSの「お仕事シリーズ」の第三弾のアニメ。
働くということがテーマのひとつになっているから、共感できるところがたくさんある。
あらすじ
就職活動に苦戦していた木春由乃は、以前アルバイトで登録した派遣事務所からの依頼をよく知らずに引き受け、田舎町・間野山で1年間ミニ独立国の国王を務めることになる。間野山はかつて観光客で賑わっていたが、今では寂れていた。由乃は間野山で出会った四ノ宮しおり、元女優の緑川真希、商店会会長の孫の織部凛々子、WEBデザイナーの香月早苗たちと共に間野山を再び活気づける町興しを企画していく。
試行錯誤の末、由乃は町興しは間野山に住む人のためになるものでなければならないと思い至る。由乃は50年前途絶えた「みずち祭り」を復活させようと提案。5人の努力に住民たちも賛同し、ついに祭りを成功させる。
間野山を放浪するアーティスト・サンダルさんは5人の勇者の物語を「SAKURA QUEST」として書き留める。国王の任期を終えた由乃は間野山を去り、新しい町へと降り立つ。他の4人もそれぞれの道を歩んでいく。
では、そんな「サクラクエスト」で心惹かれた名言をまとめてみる。
自分の仕事が、他の人でもできるんじゃないかと悩んでいるときの名言
「どんな木だって欄干になったり靴になったり、作る人によって違うものが生まれるみたいに、どんな仕事にだって代わりはいても、結果はその人にしか出せないことがある」
小春由乃
不思議なもので、マニュアルがあってその通りに仕事をやっても、細部は人によって変わってくる。
ただ、基本をおさえていれさえすれば、その細部こそが個性になっていく。
そして、その個性こそが武器になるんじゃないかと思う今日この頃。
周りが見えていなくて独りよがりになりがちなときの名言
「私に考える時間を下さい。必ず見つけますから。商店会のみなさんも、私たち観光協会も、いえ、間野山のみんなが笑顔になれるアイデアを」
四ノ宮しおり
仕事しているとげんなりするくらい、自分のことしか考えられていない人ってめちゃくちゃ多い。
そんなときに、自分の問題を解決するだけでなく、より改善できるような全体の利益を考えて行動できる人って貴重。
というより、それだけでぼくなんかは信頼できる人だと思えるレベル。
不本意な仕事を任されたときの名言
「どんな仕事をしてても、私は自分の好きを貫こうって。好きなことと関係ないからやだじゃなくて、自分から好きに寄せていくっていうか…」
緑川真希
自分の夢をかなえて、好きな仕事をしている人ってほとんど見かけない。
好きな仕事に就くことができても、思い描いていた理想とのギャップで耐えられない人もいる。
ただ、よくよく考えてみると、何かしら自分の好きなことに仕事が関わっていることがあるんじゃないだろうか。
モチベーションを保つためにも、「好きなことに寄せていく」のは大事。
今回記事を書くにあたって「サクラクエスト」を見直したけれど、新しい発見があった。何度見ても楽しめる作品。
明日からも仕事を頑張れそう。
やっぱり田舎を舞台に頑張っている作品はいいなあ。